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Chic & Sweet * びいず・びい

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by tara-a
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ハリウッド証券取引所

今、日経で連載されている 「ネットと文明」 が結構面白い。
28日付には 「ハリウッド証券取引所」 (http://www.hsx.com)が取り上げられていた。

「ハリウッド証券取引所」 とは世界中の映画ファンたちが参加している米のゲームサイト。
架空の通貨『ハリウッド・ドル』で「映画株」や「スター債」を売買して興行収入に投資。
買いが集まればその値は上昇し高値をつける。



ハリウッド証券取引所_b0056988_12512217.jpgそして今年2月の時点で最高値を付けた銘柄が
アカデミー賞の主要8部門のすべてを受賞したというのだ。
知らなかったぁ~
プロの映画評論家が予想を外したのと対照的に、
シロウト映画ファンの予想が的中。
「一般人による予測も大量に集めれば、
専門家より精度が高まる」そうです。

別に深い洞察があるわけではないけれど、そりゃそうだと思う。
損得関係なく、感じたまま。ヨシはヨシ。つまらんものはつまらん。
そういえるのはシロウトならでは。

数年前から、物を買うときには、まずシロウトさんの意見を検索してから買うようになった。
例えば本やCD,DVD。アマゾンのコメントを一通り見るとどんな内容か分かるし、
どこがどう良くてどうダメなのか
人それぞれ感性は違うわけだけど、作品のテイストは伝わってくるし、これが結構当たる♪

それに、シロウトの映画レビューの巧さ。
以前なら映画を見たら見っぱなし。
でもその後(前でもね)にあまたあるブログを訪ねて、
他の人の感想なり、考察(というほど掘り下げたモノもいっぱいある)を
なるほどねぇ~と感心したり、もう一度見てみようと思ったり。
2度楽しめるというか、広がりがあってオモシロイ。

情報入手の方法として、口コミというのは昔からあったけど、局地的なものになりがち。
今やネットのお陰で全国、世界レンジでピックアップできる。
これって、やっぱり楽しい♪
新しいカタチでの人との出会いというのも ならでは です。

でも、あの「電車男」は、プロの仕込みもの(企画)だという話もあるわけで
逆手を取られて商業ベースにのせられちゃうのは嫌だけど。。。
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ハリウッド版の株式売買ゲーム
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ロイター 1999年6月8日 0:15am PDT

 ハリウッド発──虚構と誇大広告を真面目なビジネスにしているこの街で、3年前にできた架空の経済制度に基づいた架空の株式売買が、映画なみに大きな人気を呼んでいる。そして、ハリウッドの映画業界の大物たちは例のごとく、このゲームをファンの真の声を知る判断材料として真剣に受け止めている。

 サンセット大通りに掲げられた赤い野外広告には、この『ハリウッド証券取引所』ゲームが次のように宣伝されている。「あなたはこれまでもっぱら好きなスターに貢ぐ一方だった。今こそ配当を受け取ろう」。ハリウッド証券取引所は、インターネット・アドレス「HSX.COM」で知られている。

 1日24時間、リアルタイムで、世界中から50万人を超える映画ファンたちがこのゲームにログオンしてくる。ゲームの参加者は「映画界の大立者」になろうとして、架空の資本で800以上におよぶ「映画株」や「スター債」を売買して興行収入に投機し、トップ資産家の座を目指す。

 「このゲームは小規模ながら本物の経済活動になった」と、創始者の一人、マックス・カイザー氏は語る。39才の元脚本家で株式仲買人である彼は、すでにベンチャーキャピタルから500万ドルを越える投資を獲得しており、ゆくゆくはHSX社の株式を公開したいと考えている。「HSXは、アメリカ人が大好きな余暇2つを結び付けている一一映画と市場だ」とカイザー氏は語る。

 HSXゲームの映画株やスター債は、架空の通貨『ハリウッド・ドル』で商われ、ネットを利用している映画ファンたちがその映画やスターを上昇株と見るか現状どまりとみなすかによってその値は激しく乱高下する。株取引は、実際の興行成績を反映しているようだ。公開直後にピークに達し、その後は次なるヒット候補へと関心が移っていく。

 たとえば、ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』最新作は、ゲーム上の株式記号が『STRWR』。映画公開前は1株あたり318ハリウッド・ドルという空前の値を記録した。すなわち、ゲーム参加者たちはこの映画が最初の1ヵ月で約3億1800万ドルの興行収入を上げると予測したのだ。

 しかし現在の相場を見ると、参加者たちの期待は大きすぎたらしく、公開1週間後、株価は221.72ハリウッド・ドルにまで下がった。

 同様に、『スター・ウォーズ』最新作に出演したナタリー・ポートマン(NPORT)やユアン・マクレガー(EMCGR)、リーアム・ニーソン(LNEES)なども、公開前は大ヒットの予想からかなり値を上げたものの、公開から1週間後には、ポートマンは2897ドルの高値から2368ドルへ、マクレガーは5315ドルから2590ドル、ニーソンは3468ドルから3378ドルへとそれぞれ値下がりした。

 この株取引ゲームは当のスターたちの関心も引いているようだ。情報筋によると、俳優のスティーブン・ボールドウィンが、新作映画『ザ・フリントストーンズ』の撮影の合間にこのゲームにログオンし、自分の値段がハリウッド・ドルにしていかほどなのかチェックしているところを目撃されたという。ちなみに、ボールドウィンの株価は、1株あたり922ドル前後で比較的安定している。

 ハリウッド情報筋たちはまた、映画会社が次に公開する映画に対する世間の評判のほどを探るため、こうした架空の映画や俳優の株価の変動に注目しているとも語っている。

 20世紀フォックス社、ワーナー・ブラザーズ社、ウォルト・ディズニー社、ユニバーサル・スタジオ社、パラマウント・ピクチャーズ社、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント社、MGM社など、米国の大手映画会社のほとんどは、このゲームに対して関心があるかという問いについてコメントを拒否した。しかし、地元ハリウッドの芸能記者たちには人気がある。

 HSX社は1996年、カイザー氏とマイケル・バーンズ氏によって創立された。バーンズ氏は現在40才で、プルーデンシャル証券のマネージング・ディレクター。2人は今後、ゲームの結果に基づいた映画会社向けの市場調査サービスを開始しようと考えている。

 カイザー氏は、特定のスターの株価がなぜ上がったのか、または下がったのかという理由を知りたがるファンからの、予期せぬ匿名の電話や電子メールに悩まされているという。これこれのスターをハリウッド証券取引所から削除すべきだなどと訴えてくる場合もあるという。

 「ハリウッドは情報と不確かさと不安で動いている街だ。この(ウェブ)ページには、何十万人もの熱狂的な映画ファンたちから、さまざまな俳優についての意見が寄せられてくる」と、カイザー氏は語る。

 「ここでは、非常に強力な経済の基本原理が働いている。つまり、市場心理だ。これはニューヨーク証券取引所で、特定の部門が直感に反すると思える動きを見せるのと同じだ。なぜそんなことが起こるのかは、少し後になってみないとわからない」とカイザー氏。

 カイザー氏によれば、HSXゲームの結果は、米国の映画ファン全般の意見とは必ずしも一致しないとのこと。ゲームの主な参加者層は、若くて国際的なインターネット文化の担い手たちであり、彼らは未来により重点を置く傾向にある、という。その結果、ベン・アフレックやレオナルド・ディカプリオなどの若手スターや、2000年公開予定のディズニー社の映画『恐竜』(Dinosaurs)などが上昇株になるという。ジュリア・ロバーツは「定番株」だが、クリント・イーストウッドやシルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーといったもう若くないハリウッド・スターたちは下がる傾向にあるという。

 「クリント・イーストウッドは伝説的ステータスを誇っているものの、目下のところハリウッド・ドルは、イーストウッドからベン・アフレックへと移りつつある」とカイザー氏は語った。[日本語版:高橋朋子/合原弘子]
by tara-a | 2005-08-30 12:40 | 雑 感
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